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伝統的工芸品「豊岡杞柳細工」


先日、国と県に伝統工芸品として指定された
「豊岡杞柳細工」の生産地
兵庫県豊岡市へ訪問してまいりました。

早朝の出発とあって、山間には
龍のように長ーーい雲海を見ることができ
幻想的な風景に、早起きしたかいがあったなと。
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そして本日お話をさせていただく
「豊岡杞柳細工」伝統工芸士さんの元へ。

豊岡杞柳細工は豊岡市内を流れる円山川が
育んだ「コリヤナギ」を材料として
匠の高度な技術を駆使して制作されます。
通気性が良く、自然木の味わい
強くしなやかな風合い、柔らかさと粘りを生かしながら
職人の手によって一つ一つ編み上げていく技法のカゴは
古くから多くの人々に愛用されてきました。
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杞柳細工はコリヤナギや籐(とう)の持つ
水に浸すと柔らかくなり、乾くと堅くなる性質を利用して
編み上げていくものです。
カゴは底編みの後、木型に付け
木型に沿って編み上げ、編み終わったら
木型を抜き作品に仕上げていきます。
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現在では人の手も少なくなり
今回お伺いした女性の伝統工芸士さんの
お話では、コリヤナギを収穫し
皮を剥き、乾燥させたあと
作品に合わせてやなぎの幅を決め
裂いていく作業
そして編み上げていく工程
全てを現在は一人で行っているのだそうです。

4,5月が皮を剥く時期ということで
玄関先に皮を剥く前のコリヤナギがあると聞き、見せていただきました。
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2m以上はあるかと思われますが
実際に使用できる部分はこの5分の1から
6分の2だとか。。。
そのため大量の生産はできず
バックの制作ともなると120本ものコリヤナギが使用されるそうです。

「一度にたくさんは作れないんですよ」
と工芸士さん。

本当に手間と時間を要する作業なんだなと。

色は全て自然の草木染で行われており
グレーには「栗のいが」
金茶には「たまねぎ」
黒には「月見草」
緑には「ふき」
を使用し、独特の風合いがもたらされます。

また味のある自然な色合いを出す為に
古いヤナギを使って編まれる事もあるようです。

これが染めも何もされていない
コリヤナギを使用したかご。
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そしてこちらが古ヤナギを使って編まれた
バスケット。なんとも味わい深い色味…
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コリヤナギには特殊な成分が含まれており
虫が付くことはなく、時が経つにつれて
自然に色が付き、味わい深いものとなります。


そして今回訪問の本題。
その「豊岡杞柳細工」を使ったBAGの
制作のお願いにやってきたのです。

たくさんの木型を見せていただき
形の考案。こんなにたくさん。。
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この中から数型選ばせていただき
形を決めていきます。

色や形、編み方までご相談
そして今回の決め手は
じばさんの「コラボレーション」
その内容に関してはまたご紹介しますので
今日はここまでにしておきます。

軽量でかつ強靭であり、革と同じく
使うごとに味わい深く色付くカゴバック。
出来上がりが楽しみです。



とてもいいお話をさせていただき
工芸士さん宅を後にして、お昼の楽しみへ。。

豊岡市出石町の郷土料理の蕎麦、出石そば。
豊岡駅近くで食べれる出石蕎麦「そば福」さん。
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蕎麦を盛る小皿は兵庫県の伝統工芸品“出石焼”
各店舗オリジナルの絵付けがされており
各店の皿を見るのも楽しみ方の一つなのだそうです。

私は12皿いただきました…


ゴールデンウィークには豊岡杞柳細工の
カゴBAGが限定数でお店に並ぶ予定です。
またFacebookやBlogでご紹介させていただきますね。



担当:マツダ
by ele0901 | 2013-04-01 14:54 | じばさん訪問
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